消すことのできない不安をどうするか?
みなさんこんにちは。肩に乗っている重たいモノは誰かにお裾分けしちゃいましょう!
今日は不安についてです。
ハッキリ言って、この記事を書いている今も不安に付き纏われています。
適応障害、中等度のうつ症状ありと診断され、休職中の身であるので毎日の大半は不安との闘いです(闘ってるというより叩き潰されている感じですが……)。
仕事をしていた時は「人と違うことをしたい」と思っていたのにいざ「人と違う状況」になると不安でしょうがなくなります。
今まで当たり前のようにやっていた仕事ができなくなり、今まで毎月当たり前のように貰っていた給料がなくなり(傷病手当は頂いていますが)……
世の中との接触もほぼ無しに等しいようになり……
ただ、私の場合は家庭があり、妻子に心労をかけっぱなしなので何とか浮上していきたいという気持ちになりつつあります。
こころの中の不安を少しでも取り除き、もっともっと家族と幸せに生活できるようにならなければと感じています。
それにはまず不安てどんなものなのかを少しでも理解することだと思います。
不安てどんなもの?
精神科医のアンデシュ・ハンセン氏は著書の中で以下のように述べています。
脳は生き延びるために重要だと思う記憶を優先して保存する。とりわけ脅威や危険に関連して記憶を保存するのだ。
出典:アンデシュ・ハンセン ストレス脳 第3章P6
人間は、進化の過程で生き延びるために脅威や危険を察知していかなければならなかったのです。
この自分にふりかかる脅威や危険を予測することにより出てくる感情が不安ということになります。
不安を感じることは大事なことなのです!
ということは、不安は命を守るためのものであり、消し去ることはできないということになります。
しかし、人は一旦不安が強くなると、とても苦しくなり、やる気や活力がなくなり、うつ病などの精神疾患を患うこともります。
さらに精神疾患を患うと不安が余計強くなり、働くことはおろか、日常生活もままならなくなるという悪循環に陥ることも多々あります。
この悪循環を断ち切るために、人は不安とどう向き合っていけばよいのでしょうか。
不安と向き合う際に考えていること
私が今心掛けていることは、不安を感じる時間をいかに別の感情に変換できるかを考えています。
へんに不安を減らそうと試行錯誤するよりも少し楽なような気がします。
あくまでも現在の自分の心身状態によりますが、私は次の考え方を意識するようになりいくらか気持ちが楽になりました。
得たものにも目を向ける
失っていくものばかりに目がいってしまう。人間はそういう生き物なんです。しかし、そんな中で忘れがちですが、得てるものもあるはずなんです。
家族といる時間
特に子供と過ごす時間が長くなりました。正直今までは学校のことなどは妻に任せきりなところがありました。
最近では緊急時の学校の送り迎えや通院なども一緒に行くことができています。
もちろん家での何気ない会話も増えました。
4人兄妹で長男や少女は思春期突入のころなので今会話できることはとても貴重ですし、次女、三女はまだ小学生で親と触れ合いたい年頃なのでちょうど良い期間だと考えてます。
健康
確かに悩みは尽きないですが、体の調子は回復してきている感じです。人生まだ先があると思っているので50手前で壊れる前に立て直せることができて良かったと感じています。
恐らく今まで通り仕事していたら始めていなかったと思うし、一生やらなかったと思います。
同じような境遇の人たちの言葉はとても励みになり、自分の言葉に「いいね」やリプライがくると正直とても嬉しくなります。
家族以外の世の中との繋がりの場となっています。
ブログ
やり始めたばかりなのでどれくらい続くかは検討もつきませんが、自分からやりたいと思って出来たことに満足しています。
Twitter同様、この休息期間がなかったら始められたいなかったかもしれないのでとても感謝しています。
自分の時間
Twitterやブログなど新たなことに挑戦できたことはこれからの人生の財産になるのではないかと勝手に思っています。
先の予測が立ったとき
これは、自分が努力したというよりは、妻子の協力によりできたことです。
今後のことについて家族(特に妻)と良く話し、理解を得ることができたので少しづつ前に進んでいる状況です。
不安とは、まだ実際に起きていないことへのストレスであります。
先が見えないことがストレスで、恐怖を感じることさえあります。
先が見えることで少し安心するような気がします。
お化け屋敷やホラー映画などは先が予測出来ていたら、ビックリもせず全く恐怖も感じないですよね。
例えこれからイバラの道を通ることになろうと先が見えてれば覚悟ができ、開き直れてスッキリする感じがします。
正直これからもしばらくはお金や仕事の問題で家族に心配かけることになると思います。
少しづつ恩返ししていきたいです!
不安を騙す
最後に不安を騙すテクニックとして前出のアンデシュ・ハンセン氏は著書の中で呼吸のことにも触れています。
強い不安を感じた時に確実に効くのは呼吸を意識する方法だ。
不安が迫ってくるのを感じたら、数分間、何度か落ち着いた呼吸を繰り返してみるといい。その時に吐く息が吸う息よりも長くなるよう心がけてほしい。
出典:アンデシュ・ハンセン ストレス脳 第3章P75-76
呼吸に関する関連記事を載せますので是非合わせてご覧ください。
決して無理せず少しづづ前に進んでいきたいです
まとめ
不安は命を守るためのものであり、消し去ることはできない
不安と向き合うために
得たものに目をむける
先の予測が立つと少し安心する
不安を騙すのに呼吸は有効
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