何もできなくなると余計酷くなる罪悪感
ぶらり途中下車するくらいの気持ちで♪
仕事を休んでしまったときの罪悪感はハンパないです
たとえ自分が選んだ道だとしても
犯罪を犯しているわけでもないのに自分を責めてしまいます
メンタルダウンしているときにまずやらなければならないことは「こころを休める」ことなのに
なかなかうまく行かない人多いのではないでしょうか⁉
正直、罪悪感を無くすのは不可能だと思っています。
それ以上の喜びや楽しみがなければ消え去ってくれないでしょう。
でも和らげることならできるのではないか⁉
そもそも罪悪感とは
自分の行動や在り様などに関して、罪がある、または悪いことをしてしまったと感じる嫌悪の感情のことです。
喜び、悲しみ、怒りなどの一次的感情に対して、罪悪感は二次的感情と呼ばれ、後天的な側面がより強いとされています。
突発的に出てくる感情というよりは、自分の経験や現在の人や社会とのつながりの中で培われた記憶と照らし合わされた感情なのでしょう。
少し道から外れたと感じると「人に迷惑をかけた」「社会の役に立ってない」と思い込んでしまいます。
だから罪悪感を抱いているときはとても辛いです。
できることなら消し去りたいと日々感じいています。
しかし、この罪悪感、実は悪いことばかりではないと言っている人たちもいます。
Tangney(1991)は、罪悪感や恥を「Moral affect」と呼び道徳律に関わる感情と表現しています。
すなわち、「罪悪感」などの二次的情動が社会的規範を守って生活していくうえで重要な役割を担うこともあるということです。
完全に消し去る必要のないものなのかもしれないと思い少し気が楽になりましたが、あり過ぎるのも困ります。
なんとか和らげる方法に迫ってみましょう
罪悪感に関わる脳の部位
前頭前野
罪悪感と前頭前野の関わりについては次のような報告があります。
罪悪感(自己意識的情動)が喚起される状況と、喚起されない状況における前頭前野の活動についての比較検討を行った。
結果として、罪悪感(自己意識的情動)の喚起と前頭前野の活動には強い関連性があることが示された。
参考文献:自己意識的情動の生起がモラル意識に与える影響―近赤外線分光法による検討―
前頭前野は自分の欲望を抑制するために罪悪感を表現している
参考文献:Selective Increase of Intention-Based Economic Decisions by Noninvasive Brain Stimulation to the Dorsolateral Prefrontal Cortex
罪悪感、無価値観を症状とするうつ病(うつ傾向)では、ネガティブな予期では前頭前野は活動亢進を示し、ポジティブな予期では前頭-基底核回路の活動低下を示した。
参考文献:情動価を伴う将来予期の神経機序とうつ病における認知
働きすぎも、機能低下も不具合を起こすということになります
罪悪感を少しでも和らげるヒント
ワーキングメモリ
罪悪感などのネガティブな感情が強いときは、前頭前野の活動が亢進しているか、または前頭前野を含めた神経ループの機能が低下しているため快感情の情報がうまく受けとれていない可能性が考えられます。
前頭前野および前頭-基底核回路は主に意思決定やワーキングメモリ・遂行機能に関与していることから
ワーキングメモリを活性化させる方法が載っている過去の記事を貼付します
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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