「不安」のカギを握る扁桃体
健やかに健やかに♪
頭の中、不安だらけ!
考えれば考ええるほど悩んで辛くなる!
そんな思いに苛まれることが良くあります。
不安が無くなればいいのにと思うのですが、残念ながら不安は取り除こうとしても無くなりません。
なぜなら不安がカラダを守っているからです。
人にとって無くてはならないものなのです。
とは言え、毎日こころの中が不安だらけというのもすごく辛い。
安心してください!
不安は無くならないですが、和らげることはできます。
少しでもラクに和らげる方法
結論から言うと
不安を少しでも和らげるには、笑った顔を見ることです!
不安を感知する脳の中枢である「扁桃体」からヒントを見つけていこうと思います。
扁桃体の機能
情動の中枢
情動を司る脳の部位で、特に不安や恐怖などを感じると活動が亢進されます。過度な不安や恐怖が症状である精神疾患においては、扁桃体の過活動が一因であると言われております。
カラダへの刺激が意味のあるものなのか、有益(報酬性)か有害(嫌悪性)かなどの評価を行い、快感情か不快感情かを決める部位なのです。
実際に扁桃体の神経細胞の活動を記録した研究によると、大きく 2 つのタイプがあると言われています。
鈴木はこの扁桃体の神経細胞の2つのタイプを以下のように報告しています。
1つ目の神経細胞(ニューロン)は、自分に危険をもたらすかもしれないもの,自分にとって報酬になる喜ばしいものに反応し、無意味なものには反応しない。
危険であろうと喜ばしいものであろうと、その物体の価値を評価しており、価値評価ニューロンと呼ばれている.
2つ目の神経細胞(ニューロン)は、嫌悪物体でもクモにだけ反応して、ほかのものには反応していない、また別のニューロンで、報酬物体の例えばミカンにだけ反応するニューロンというものも見つかっている。これらのニューロンはその物体の意味を認知しており、意味認知ニューロンと呼ばれている。
引用文献:感覚と情動から心身相関を考える
こうした報告からも扁桃体はカラダへの感覚刺激の価値判断や意味づけをしていると考えられます。
因みに「感情」や「情動」という言葉がよく使われますが、
感情というのは、本人が感じる快・不快の主観的経験であり、言葉で表
現してもらえばわかるが、他者からはそれを観察できません。
一方、情動というのは、喜怒哀楽を強く感じることで行動や表情、身体反応(自律神経や内分泌反応など)も伴い、他者からは「様子」として推測が可能です。
表情認知
扁桃体は表情を認知するという大事な役割があります。
表情や仕草から相手の情動と行動を推測し、表情表出により相手に自分の情動
を伝えることができるのは、扁桃体による表情を認知する機能が働くためです。
特に扁桃体は恐怖の顔を見せたときに強く活性化されるという報告があります。
自分にとって恐怖や嫌な感じを与える顔を見ることで、扁桃体が過剰に働いてしまい、過度な不安につながってしまうのです。
扁桃体の調整方法
扁桃体が働きすぎるのも良くないのですが、全く働かないのも危険です。
生命の危機を感じ、生体を守っているからこそ不安を誘発させるからです。
あくまでも嫌悪刺激による扁桃体の過活動を抑制することが重要になります。
- 扁桃体は自分にとって有益であれば快情動を、有害であれば不快情動を誘発する
- 恐怖や嫌悪感を与える表情を見ると過剰に働いてしまう
これらのことから、恐怖を与える顔の逆の顔「笑った顔」を見ることが扁桃体の過活動抑制の糸口になると考えます。
しかし、メンタルダウンしている時は
「人の楽しそうな顔みてもなぁ」と
かえって自分だけ楽しめてなくて自己嫌悪に陥る場合もあります(私もよくあります)。
そんな時私が素直に笑いを受け入れられる方法は、
子供の笑い顔を見ることです。
私はこれで落ち着きを取り戻しています(笑)
赤ちゃんの笑顔もいいです。
癒し系の動画もありますので是非お試しください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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