無くならない不安を逸らすには⁉
全力出してない桜をみて癒されています♪
不安から少しでも気持ちを逸らすには、自分に目を向けることが必要で
その一つの手段として内受容感覚の意識が大事と過去の記事で説明しました。
ところが、いろいろ調べていくと
不安傾向の場合は内受容感覚が過敏でうつ傾向の場合は逆に鈍い
とか
内受容感覚の敏感さと不安の関連性は正逆どちらの結果もある
というような見解がみられています。
といったことから、簡単にではありますが実際に自分で確かめてみることにしました。
自分でやってみての結論としては
内受容感覚に関する疑問
福島は以下のような報告を残しています。
心拍知覚の敏感さと不安との関連とは、正逆どちらの結果もありうるようである。
内受容感覚の敏感さは、身体からの影響のされやすさを意味し、強い感情経験や、不安傾向の増加などにつながると考えられる。
しかし別の捉え方では、内受容感覚の敏感さは、身体内のモニタリング能力の高さを意味すると考えられ、それが身体の適切な制御、ひいては感情の適切な制御につながると考えることができる。
生理的な層の知覚に関する敏感性だけでなく、この認知的な層が、心身相関の個人差を説明する大きな要因であると考えられる。
例えば、生理的な覚醒度の上昇を知覚した場合に、これをどのように認知するか (本人の知識や経験、対処可能性についての態度など) によって、その影響の仕方は変わってくるだろう。
参考文献 内受容感覚と感情の複雑な関係
つまり
内受容感覚の各々の感じかたやその時の感情でも、結果や解釈が変わってくることが考えられます。
「内受容感覚に敏感なことは自分にとって良いことなのか⁈」
「不安を解消する一助となるのか⁈」
という疑問が益々湧いてきたので、実際に簡単な方法で自ら実施してみることにしました。
内受容感覚を確認する簡単な方法
心拍数トラッキング
☆方法
1. 自分のカラダに触れずに感覚だけで心拍数をカウントする
1回目 25秒間
2回目 35秒間
*今回は2回だけですが、本来は5秒間隔で6パターン実施するそうです。
2. 実際の脈拍をカウントする
(手首に3本指を当てて撓骨動脈でカウントする)
1回目 25秒
2回目 35秒
3. 次の数式に当てはめる
1ー(|手首計測の脈拍ー感覚のみの心拍数|)/{(手首計測の脈拍+感覚のみの心拍数)/2}
25秒間と35秒間の数値を算出し平均値を出す
☆数値の目安
0.7以上 内受容感覚高め
0.61〜0.69 平均的
0.6以下 内受容感覚低め
実施結果
3日間 1日2回実施
計測時の感情と度合いを10段階(〇/10 10が最も不快)で評価
感想
あまり考えすぎず、その時心地よいほう(カラダの内外)に意識を向けることが大切です。
日常で言葉の文脈に注意を払っているほど、すなわち周囲から聞こえてくる言葉の意味を自分で解釈することに敏感になっていると、内受容感覚の鈍さにつながる可能性があるといわれています。
そんな時は、内受容感覚を意識する課題を行うことをおススメします。
一方で、カラダの内側を気にしすぎてかえって辛くなる場合、外側へ意識を向けることも必要となってきます。
カラダから意識を逸らすには、何か作業に集中することが良いといわれていますが、なかなか物事に集中することのハードルが高い場合の方法を過去の記事で書いてますので是非ご参照ください。
まとめ
自分の心身を正確にとらえただけでは不十分で、そこからさらに「今の自分はこうだからこう意識してみよう」という客観視と修正までが大切です
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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