こころがリラックスできることって何してる時なんでしょうか?
ひとつ言われていいるものの中に、「リズミカルな反復動作」があります。
では一体どんなものがあるのでしょう??
真っ先に思い浮かぶのが、運動です。
歩く、足ふみ、自転車漕ぎ、ジョギング、簡単なダンスなど手や足を繰り返し動かす動作、簡単な反復運動が有名です。
実際に精神疾患で通院していると先生から「外に出て散歩することはとても良いことです」とススメられます。
調子の良いときはこの散歩がとても気持ちよく、出来ることなら明日も明後日も毎日継続したいと思う気持ちになります。
それだけメンタルに効いているんだなぁというような感覚になります。
医療現場のみに留まらず、書籍やSNS等でも精神疾患における「運動」の重要性が取り上げられています。
確かにそうなんです!そうなんですが……
ここまで出来そうな状態であればの話になってきます!
こころの病は脳の病であり、行動を起こそうという気力さえも無くなってしまう場合があり、「やりたくてもできない」で苦しみます。
(一番の辛さはここなので毎回ブログで同じようなこと言ってしまってますが…)
この「やりたくてもできない」をどう乗り越えればいいのかといつも試行錯誤しております。
一言でリズミカルな運動といっても今の自分の状態に合ったもの、出来そうなものを選択していかねばならないと思います。
今回も私自身の経験で試してみても良いと思うもの、おススメ出来るものを書いていこうかと思います。
なぜリズミカルな動作がこころに良いのか
動作をご紹介する前に、なぜリズミカルな動作なのか?ということですよね。
これは通称幸せホルモンといわれているセロトニンの分泌が高まるためです。
セロトニンは神経伝達物質のひとつで、脳に働きかけ気分や情動をコントロールするという重要な働きを担っています。
このセロトニンの分泌機能を高めることで精神が安定すると言われていますが、逆にストレスなどが原因でセロトニンの分泌機能が低下してしまうとうつ病などに発展するケースも多々あります。
この精神を健やかに安定させるために重要なセロトニンを分泌させるのにリズミカルな動作が非常に良いのです。
それともう一つ、私自身がこのリズミカルな動作が良いと感じた一番の原因は、療養中に「やりたくてもできない」思いと「何もしていないとかえって辛くなる」という両方の思いを繰り返しているからです。
この辛い感覚を少しでも紛らわせてくれたのが、リズミカルな動作だったからです。
簡単で疲れないリズミカル運動
ズバリ「噛む(咀嚼)」動作です。
以前別の記事で呼吸をおススメしたのですが、呼吸よりも更に何も考えない(無意識)でできるのでおススメです。
特にガムを噛むことをおススメします。
中には食欲が食べることもできないという方もいるかと思います。好き嫌いもあるかと思いますがガムは噛むことだけに専念でき、かつある程度の時間噛んでられます。
リズム運動におけるセロトニン分泌の促進には、動作を続ける時間も大きなポイントです。セロトニンの分泌は、リズム運動を始めて5分くらいから。徐々に濃度が高まり、20〜30分でピークに達し、その状態が2時間ほど続きます。
食事はもちろん、ガムを噛むということも、リズミカルな噛む動作を継続するため、セロトニンの分泌にはとても有効といえます。出典:噛むこと研究室 咀嚼とストレス解消のメカニズム https://www.lotte.co.jp/kamukoto/brain/924
運動まではまだできないという方は、まず取っ掛かりとして「噛む」ことから始めてみてはいかがでしょうか?
注意点はあまり強く噛みしめ過ぎないことです。噛みしめすぎると顎だけでなく肩から背中にかけても緊張して負担がかかってしまいますので程々に緩やかに行きましょう。
そこから発展させて「今日はできそうかなぁ」という気分になったら、今度はガム噛みながら足ふみしたり、家の中を歩いてみたり。決して無理せずに少しづつ。
そのうち、行動範囲が広がって出来ることが増えてくると幸せを感じられるのかなと思います。
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