動けないくらいやる気が起きないときは⁈
のらりくらり、たまにキラリ♪
前回、ドーパミンを増やすことでやる気が活性化されるというお話をさせていただきました。
いろいろ調べてみると
やはりドーパミンは運動すること、行動することで活性化するという見解が多いようです。
しかし、メンタルダウンしてる時は、何もしたくないし、行動できない!
そんなときはお手上げか⁈
何かいい方法ないのか⁈
ありました!
動かなくてもドーパミン出る方法!
音楽を聴くことです!
よくアスリートが試合前に音楽を聴きながら集中力全開で気持ちを高めていますね。
私たちもモチベーションを上げて行きたいときなどに音楽を聴くことがよくあります。
動きたくない時でも、音楽聴くぐらいならできそう!
やる気アップのカギであるドーパミンと音楽はどのように関連しているのでしょうか⁈
知りたくなってしまいました(笑)。
音楽とドーパミン
前回やる気を引き出すことを考えるうえで脳の報酬系というシステムのお話をしました。
脳の報酬系とは、欲求が満たされたとき、または欲求が満たされたと気づいたときに活性化され、幸福感やポジティブ感を与えるシステムです。
この脳の報酬系を活発に働かせるのに一役買っているのがドーパミンです。
ドーパミンの分泌が活性化すると脳の報酬系システムもよく働くようになります。
音楽を聴くことはドーパミン分泌を促しているという報告が数々あり、音楽が脳の報酬系を活性化させることも出来るということですね。
では、どんな音楽が良いのでしょう!
音楽聴取時のドーパミン分泌について、音楽を聴いているときにその音楽を良い、または盛り上がりを感じるという体感に対する反応とその体感に対する期待を示している反応が Salimpoorらによって指摘されている。
引用文献:自動作曲システムのための生理的反応を考慮した楽曲評価
つまり、実際に聴いたことのある音楽によるものと、初めての音楽でどんな感じなんだろうと期待しているものと両方ドーパミンの分泌が促進されているということになります。
聴いたことのある曲でも、初めて聴く曲でもいいということですよね。
しかし、今回の目的は「やる気が起きない」「行動できない」ときのキッカケづくりなので、メンタル下降気味のときの場合の音楽についてに絞っていきます。
メンタルダウンしている時にはどんな音楽がいいのか
結論から言いますと、
聴いたことのある好きな音楽を聴く
をおススメします。
いろいろ調べてみると、自分のやる気を引き出す音楽は個人差もあり、その時の精神状態によっても変わってくるようなんです。
私は、POPがいい!僕はクラシックが聴きたい!
今日はロックの気分だ!今は静かな曲だな! など
人それぞれなんですけど、メンタルダウンしているときに敢えて「聴いたことのある好きな音楽を聴く」ことをおススメしたのには理由があります。
好きな音楽は嫌いな音楽よりも皮質–視床–線条体の報酬系の活動を誘発すると報告されている。
引用文献:音楽と脳
抑うつ気分・興味意欲の低下・不安が代表的な症状を呈するうつ病では、健常者と比較して、音楽機能が低下していることが報告されており、特に音楽機能の中でもリズムとメロディーの知覚機能が低下している可能性が指摘された。
一方で興味深い点が、初めて聴くメロディーを比較して識別することはできないが、馴染みのあるメロディーに関しては識別できたという報告である(Reker et al., 2014)。
要は、意欲低下や不安感が著しくこころが辛いときは、初めて聴く音楽に気持ちをまわすことが難しいが、よく聴いている音楽は何とか耳に入ってくるということです。
この2つの報告からもメンタルダウンから一歩抜け出すキッカケづくりとしては、聴いたことのある好きな音楽がカギとなると感じました。
意欲の低下が著しい時などは、始めはとにかく好きな曲、好きな歌を横になりながらでも流してみるのはどうでしょうか?
「音楽って気分じゃないんだよなぁ」って時もあると思いますが、BGM感覚で流す程度でも意外とこころが反応するかもしれません。
行動を起こすキッカケになってくれれば幸いです!
まとめ
音楽はドーパミン分泌を促し、脳の報酬系を活性化させることも出来る
聴いたことのある音楽と、初めての音楽でどんな感じなんだろうと期待しているものと両方ドーパミンの分泌が促進される
メンタルダウンから一歩抜け出すキッカケとして、聴いたことのある好きな音楽がおススメです
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