こころここにコロコロ

〜こころの知識と実体験を綺麗ごと抜きで照らし合わせてみる〜

こころにやる気と癒しを与えてくれる脳の場所と簡単な活性化方法

やる気と癒しを与える重要な場所!前帯状皮質

 

穏やかに少しづつ前進していきたいです♪

 

 

心地よいものに触ったり、自分のカラダをセルフタッチする「アクティブタッチ」が幸せホルモンオキシトシンの分泌を活性化し癒しを与えてくれます。

 

そしてアクティブタッチが癒しだけではなく、やる気や行動意欲を引き出す脳の部位「前帯状皮質」の活性化に関与していることがわかりました

 

前回の記事にアクティブタッチのことや前帯状皮質が活性化することとやる気の関係を掲載しておりますのでよろしければご参照ください。

 

rhkmrt.hatenablog.com

 

メンタルダウンしているときは、初めはとにかく休息や癒しが欲しいと感じますが、徐々に「何かやらなければ」という思いも出てきます。

 

「何かしたいけどできない」という状態で苦しんでいるときがたくさんあります。

 

行動に起こしたいという気持ちがありながらも一歩がなかなか出ない感じです。

 

これはただ各々の性格の問題で片付けてはならないと思います。

 

一歩を踏み出すために、ハードルを下げるどころか無くすくらいのことを考えていかねばならず、本当に日常生活で出来る簡単なことから始めようとすることが大事です。

 

そして行動意欲をかき立てる小さなキッカケを積み重ねていくしかないのです。

 

どんな小さなこと、いや小さなことから少しでも可能性のあることから試みていかないと続かないと感じています。

 

今回の前帯状皮質を活性化させて行動意欲を少しづつ取り戻していくのもその一つです。

 

 

帯状皮質の働き

 

帯状皮質は、認知や情動を司る大脳辺縁系の一部で主に報酬予測、意思決定、情動(感情)表出に関与していると言われています。

 

特に前頭前野と連携し、ワーキングメモリーに深い関わりがあることで知られています。

 

ワーキングメモリー (working memory ; 作動記憶) とは、ある課題を行うために、必要な情報を一時的に保持しておく機能のことを言います。

 

このワーキングメモリーに関与している前頭前野と前帯状皮質を活性化させることも一つの方法になると考えられます。

 

ワーキングメモリーも踏まえたうえで、

 

しかも出来るだけ簡単に苦にならないように!

 

帯状皮質を活性化させる方法を考えてみました。

 

帯状皮質を活性化させる方法

 

デュアルタスク

ワーキングメモリーの機能を確認するための課題のひとつとしてデュアルタスク(二重課題)が用いられます。

 

苧阪も以下のように報告しています。

ワーキングメモリ研究ではこの処理と保持の両者を含む二重課題(dual task)が用いられることが多い

オーバーフローを防ぐためには,両者への注意の配分バランスを調整する認知的制御が重要となる。

 

引用文献:前頭前野とワーキングメモリ

 

認知機能を活性化させる課題として有効で、リハビリの現場などでは高齢者の転倒予防のトレーニングとしても用いられます。

 

やり方は、このような感じです。

 

足踏み+お題に対して思いつくものをなるべくたくさん言っていく

 

 例1)10秒間リズムを崩さず足踏みをしながら、国の名前をなるべく多く言う

 

 例2)座って足踏みをしながら、野菜の名前をなるべく多く言う

 

 例3)両手で交互に膝を叩きながら、妻のいいところをなるべく多く言う(笑)

 

 このようなことを手足のリズムを崩さぬように10秒間実施します。

 

ウォーキング+計算

 

 一定のペースで歩きながら、自分で設定した計算をひたすら行っていきます。

 

 始めは、100から7を引いていく計算をなるべく早くやってみてください。

 

 結構難しいです!意外と考え込むので公園など安全なところでやってます。

 

 上手くいかなくても全然OKです。試行錯誤しているだけで効果ありです!

 

 

ゲーム

画面を見ながら行うゲーム(最近ではSwitchなど)が前帯状皮質を活性化させると言われています

 

斎藤らは、3つの異なるジャンルのテレビ ゲームをしているときの脳活動を、機能的MRIを用いて計測し比較しています。

プランニングが必要なジャンルの麻雀、リアルタイムの応答が必要なカーレース、もう一つは単純な条件反射が必要なリズムゲームで比較したところ、ジャンルが違うと活性化する脳の部位も異なるなか、前帯状皮質は3つのゲームとも活性化していると報告しています。

参考文献:テ レビゲー ム と脳活動 一機能的MRIによる研究一

 

また、スマホでも出来る「脳トレ」アプリも認知機能アップが期待できるものもあるので是非試してみたいところです。

 

まずは家の中で簡単にできるものから始めることで徐々に外に出てカラダを活発に動かせるキッカケになれば幸いです。

 

まとめ

 

帯状皮質は、認知や情動に関与している。

 

帯状皮質は、前頭前野と連携してワーキングメモリーにも深く関わる

 

ワーキングメモリーを機能させるためにデュアルタスク(二重課題)を利用したトレーニングが有効である。

 

画像をみながら行うゲームやスマホの「脳トレ」アプリなども前帯状皮質を活性化させるものとして期待できる。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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