単調作業のススメ
こんにちは
メンタルダウンで休んでいるときは、こころの苦しさ、辛さ、不安やイライラだけではなく、身体面にもいろいろ症状がでてきます。
倦怠感、頭痛、吐き気、めまいなど……
ここまでではない時でも、
なにもやる気がおきない……
なんてことが続くことがあります。
本題に入るまえにお伝えしたいのですが、このなにもやる気がおきないというのが決して「怠け」ではないということなんです!
Twitterでも闘病されている方々の言葉をよく見かけます。
「動きたくないわけではなく、動きたくても動けないんです」
「本当は外に出ていろいろやりたいけどなかなかできない」
「お金の不安もあるので稼ぎにでたいが、どうしても出れない」
精神疾患はこころの病でもあり、脳の病でもあると言われています。
動きたくても脳と身体が動かないこともあるし、普段では何でもないその場での判断ができる脳ではなくなっている場合があると感じています。
やる気がおきない日常というのは本当に辛いものです。この辛くて不安だらけな日常から早く抜け出したいと皆思っているのではないでしょうか⁉
さて、今回の本題です。
こころ(脳)に優しくて少しずつ始められることは?
ズバリ
単調作業をおススメします!
なぜ単調作業なのか?
「作業興奮」
作業興奮とは、一旦始めると徐々にやる気がアップしてきて、楽に作業を続けられるようになる心理的な状態のことを言います。
ドイツの心理学者エミール・クレペリン(Emil Kraepelin, 1865-1926)により提唱されました。
作業前は意欲がわかずとも、考える前に手足を動かして作業しているうちに集中してその作業に没頭できているというような感覚です。
脳の側坐核が手や足を動かすことにより刺激され活性化する
↓
↓
意欲・集中力が向上する
となります。
要するに何も考えずに手や足などを繰り返し動かす単調作業が作業興奮の状態をつくりだすには適しているということなんです。
では、具体的にどんな作業があるのでしょうか⁈
単調作業いろいろ
あまり考えずに手足を繰り返し動かす作業であれば何でも良いと思います。
以下私が実際やってみて心地よかったものを紹介します。
食器洗い
あのスティーブ・ジョブズも毎日食器を洗いながら脳をリラックスさせていたという話があります。
掃除
毎日同じ場所をするもの良いですし、気分転換で違う場所を掃除するもの良いと思います。
食器洗いも同様ですが、やっているうちに物が綺麗になっていくことに喜びを感じ、達成感を味わうことができます。
事務処理的なこと
人によりけりだと思いますが、私はこれが結構好きです。具体的には、
書類の仕分け、応募用紙のシール貼りなど
特に飲料の応募シールを剥がして応募用紙にまとめて貼る作業は時間があっという間に過ぎていきました(笑)
アイロンビーズの色分け
私には娘がいるので大量のアイロンビーズが家にあります。
たまに娘とキーホルダーなどを作ったりもしますが、いざ作るとなるとかなりの労力に感じてしまい、途中で嫌になってしまうこともあります。
そこで作るのではなくただ娘たちの横で色とりどりバケツに詰ったアイロンビーズの色分けだけをします。これが意外とノーストレスでかつ没頭することができました。
お子さんがアイロンビーズ好きな方は是非試してみてください。
使いたい色がすぐ使えてお子さんもきっと喜びます‼
まとめ
精神疾患の人の「やる気がおきない」は決して怠けではない
こころ(脳)に優しくて少しずつ始められることとして単調作業をおススメします!
難しいことを考えず、手足を繰り返し動かす単調作業は、「作業興奮」という心理状態をつくりだし、意欲と集中力を向上させます。
食器洗い、掃除、事務処理的なこと、アイロンビーズの色分けなどがおススメです。
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