負の感情について思うこと
みなんさんこんにちは♪ 今日も張り切って我が道いきましょう。
怒り、苦しみ、悲しみ、憎しみ、妬み、不安
マイナス感情はどうしてもつきまっとてきますよね。
メンタルダウンしているときは更に助長され、やる気や体力までも奪っていく。
自分自身この負の感情を考えていくうえで、すごく印象的な言葉がありました。
心配ごとに次いで、不幸の最も強力な原因の一つは、おそらくねたみである。
ねたみ深い人は、他人に災いを与えたいと思い、罰を受けずにそうできるときには必ずそうするだけでなく、ねたみによって、われとわが身も不幸にしている。
自分の持っているものから喜びを引き出すかわりに、他人が持っているものから苦しみを引き出している。
引用:Russell,1930 安藤訳,1991,p93
ラッセルが幸福論で述べた言葉です。
心配ごと(不安)に次いで不幸の強力なもとは妬みと言い切っていますよね。
悲しみや苦しみを抑えての妬み!
ということで今回は負の感情の一つである妬みについて考えてみたいと思います。
妬みについて
妬みの感情とは
妬みの感情とは、能力や業績、所有物において、他者が自分よりも優れているときに生じる、劣等感や敵意、憤慨に特徴づけられるような苦痛で不快な感情とされている
(Smith,1993;Smith&Kim,2007)
この定義をみると、「他者が自分よりも優れているときに生じる」とあります。
まさに妬みの感情は自分と他人を比較してしまう感情なのです。
そう考えると妬みの感情は他人のみならず、自分も責めているということにもなり得ますね。
ラッセルの「ねたみによって、われとわが身も不幸にしている」という言葉も頷けます。
よくメンタルダウンしているときの考え方で「他人と比較しないことが大事」といわれております。
実際は、他人と比較しないようにするってなかなか難しく感じ、何となく漠然としている感じのため、
まず無理でしょう!
となってしまいがちです。
なので私は、この妬みを少しでも減らす方法から入り、他人と比較しないようにするヒント、負の感情を断ち切るヒントを考えてみました。
妬みを減らす糸口
いろいろ述べられていると思いますが、私は一つの性質を利用してみてはと考えました。
それは心理的近接性を利用することです。
Schaubroek&Lam(2004)は、社会人に対する調査を行い、他者との心理的近接性すなわち類似性が妬みを高めることを示しました。
要するに自分と生活背景などが似ている他者に対して妬みの感情がより高まるということなんです。
言われてみると思い当たる節ありますね。
職場でひとまわり歳の違う後輩よりも同期が自分よりも気にかけられているときなど。
逆にワールドカップに出ている選手のことを「成功していていいなぁ」とか妬みませんからね。
住む世界が違うと始めから別次元のひとと割り切ってるから湧いてくる感情だと思います。
そうです、この自分と比較してしまおうとしている他者を別次元の存在と思うことにするんです。
「この人、住む世界も価値観も違うし、限りなく遠くにいる存在だからなぁ。
そう言えば、育った環境も違うし、姿形なんて何一つ違うし!」
みたいに、相手と自分の違うところだけを考えるようにするんです。
出来るだけ他者を自分との比較対象にならないように自分に思い込ませるようにしています。
他人と比べない、他人と比べないと意識するよりもちょっとは簡単そうじゃないですか⁈
いろいろな負の感情を断ち切る一つのヒントになるかもしれません
まとめ
妬みは心配ごとに次いで、不幸の最も強力な原因の一つである
妬みは自分と他人を比較してしまう感情である
妬みは自分と他者との類似性で高まってしまうため、この類似性を少しでも取り除くような考えをすることが妬みを減らす糸口となる
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